KabutoML のほぼ完成版を公開します

お待たせしました。アンドロイド CLAS ロガーアプリ KabutoML にプロット機能を追加しましたのでテスト版として公開します。アプリはダウンロードコーナーからダウンロードできます。

プロットは、基準点探し(サーチモード)のために作りました。通常はこの使い方が多いと思います。

・基準点の座標を記録するためのテキストファイルを作成します。ファイル名は「reference.txt」で、Excelを使用すると便利です。他のファイル名は使用できません。
改良しました。点名は何でもいいです。NO, X, Y などタイトルがあっても構いません。

  A1,-139658.491,-36251.678
  2,-139631.381,-36285.661
  3,-139616.303,-36268.739
  4,-139566.119,-36189.766
  5,-139574.778,-36174.173
  C6,-139588.637,-36139.337
  7,-139594.615,-36101.284

点名、X座標、Y座標 の順ですが、Y座標の後ろに標高など続いていても構いません。
今のところ、100点までにしてあります。(どれくらいの点数まで耐えられるか、もう少し実験してみます。)

・PCとアンドロイドをUSBで接続して、(2024/11/20 編集)

PCとUSBで接続 >(スマホ側)設定 > 接続デバイス > USB > ファイル転送にチェック
すると、PCにスマホの「内部ストレージフォルダー」が現れる。
PC > (スマホの名前) > 内部共有ストレージ > Android > data > jp.clas.ml.kabuto > files > Documents

Documents の中に入れてください。

プロットボタンを押下すると、現在の位置と reference.txt の座標が 1000 m 以内なら、次のようになります。(別名で入れた場合は、スマホの探索点ファイルボタンをタップして選択してください)

だいだい色は現在の受信機の位置です。FIX するとだいだい色が緑色に変わります。灰色はサーチする基準点の位置です。
拡大すると、

拡大しすぎて迷子になった場合は、「原点に帰る」ボタンを押してください。

単なるプロットモード

プロットボタンを押した時に、 reference.txt ファイルが入ってないか、あるいは、現在の位置と reference.txt の座標が 1000 m 以上なら、単なるプロットモードになります。CLAS 精度の確認に使えるかも知れません。

何か不具合などありましたら、メール tanaka(a)clas.jp  (a)は@ へご連絡ください。

🚀 新発売!アンテナ一体型CLAS受信機がついに登場 🚀


MGLR-9PC_Ri-AO

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皆さまからのご連絡を心よりお待ちしております!

Ritto の新型 CLAS 受信機はすごい

株式会社リットー が、アンテナ一体型・完全コードレス(ケーブルレス?)CLAS受信機 MGLR-9PC/Ri-A0 を販売予定です。
デモ機を送ってもらいましたので、さっそく、団地を一周しましたが、Android アプリ KabutoML との相性も良く、ほとんどFixしていました。
イヤ~ン、イヤ~ン これはエライことですよ、これは~、、、(^^)

Google Earth の画像で、緑のラインは1秒ごとの Fix 点です。オレンジは Float 点です。団地を1周するのに約30分かかりましたから、1800点ぐらいの点の集まりになっています。
ログをGoogle Earth に入れる方法は、本サイトのダウンロードページに解説しました。

Android データフォルダーが開けないスマホの場合

CLAS の観測データを開くには、「Ghost Commander」が便利と書きましたが、最近の機種では使えないようです。アプリに root 権限を与えたりしましたが、私の力では無理でした(;^ω^)

そこで、Google Play で探したら、、、ありました、ありました\(^o^)/

FVファイルエクスプローラー 」です。宣伝が入りますが、

内部共有ストレージ  > Android > data > jp.clas.ml.kabuto > files > Documents

の順に開けます。

スマホの元期とPCの元期が違う 7/27 編集

スマホの元期座標とPCの元期座標がずれがあると、お問い合わせがありました。

PC座標とスマホの座標のずれは、EX =-0.002m, EY= 0.010m, EH=0.044mで、標高が約5cmずれでした。

どうしてずれるのか?ということです。


ずれる原因は、

1.スマホはリアルタイムに元期を計算表示するため、変換パラメータを最初で決めて、観測が終わるまで同じ値で補正しています。
PC は1個のデータごとに補正計算しています。PC での計算はあっという間に終わりますが、スマホには負荷のかかる計算なので、そのような方法にしています。
ですから、できるだけ正確な値が欲しい時はPCで変換した方がいいです。


補正情報は3次メッシュ(1km×1km)ごとに区切られています。それをバイリニア法という方法で補間しますが、ぎりぎりの境界では違う補正値になります。

2.確認していませんが、PCは測点名の前の10秒間ぐらいのデータを平均したような気がします。自分で作っていて忘れました。後で確認します。

3.スマホのアプリはできたてホヤホヤで、私自身が実測で確認していないのです、、、というのが一番いけませんね(;^_^A

確認しました。Y座標と標高に1㎝ 程度のずれがありました。パラメータの補間を最初だけで求めていることが原因のようです。

測点名の不具合

熱心なユーザー様から、

というご報告がありました。

次のバージョンで修正します。今は数字のみを入力してください。