されば、今日も天恵のGNSS測量機を携え、野を歩みて平面測量をいたしたてまつりぬ。
始めは五十点をもって限界と覚悟しておりしに、計算に誤りありしと見えたり。
百点など、やすやすと測り得るほどなり。
腰も疲れぬうちに、事終わりぬ。
しかもかのポールと称するものを、片手にて軽く保持しつつ歩みながら測量いたせり。
ふむ、昔の一/五百平板測量の頃と比べても、遜色なき精度を得たりと存ずる。
・・・これは、誠に便利なるものよのう。
江戸の家よりここに至るまで、草鞋を何足磨り減らしたことか。
もし我が測量の折、この「ジーエヌエスエス」とやらがあれば、蝦夷の果てまでも三月にて往復いたしたものを。
ははは、惜しむらくは生まれる時代遅かりし哉。
(測量爺、無い髭を静かに撫でながら、測量機をいたく愛でたる顔にて、遠く空を眺むるのでありき)

