1年半ぶりに講演

されば先週の金曜日(2026年5月22日)、薩摩の鹿児島なる地にて、株式会社建設技術コンサルタンツという立派な屋敷において、GNSSと申す現代の星測りの術について講義仕り候。
しかしながらそのGNSSの儀は、ほどほどに適当に流し置き(正直、皆も聞きたがっておらなんだゆえ)、出来立てほやほやの熱々リットー受信機と、これまた蒸したての我が自家製アプリを、まるで新作スイーツのごとく自慢げに並べ立て申した。
一年半ぶりの講壇に上がったゆえ、老骨はすっかり電池切れ、腰は「もう勘弁してくれ」と悲鳴を上げ、肩は凝り固まってGPS補正が必要な有様でござった。
されど幸い、かつての教え子どもが数名、顔を揃えておった故、心のWi-Fiが急にフルバーになり、Zoom疲れなど微塵も感じず、まるで江戸の書斎で星を眺めつつ地図を描くがごとき、至福の時間となり申した。
教え子というものは、まことに老いたる測量家の「パワーサプライ」なり。
現代の若者ども、ありがたやありがたや。

簡易電子平板機能の描画範囲

普通のスマートフォン画面:約 720×1280 ピクセル での描画範囲はズームにより異なりますが、おおよそ次表のようになります。
全体ボタンを押すと0.3倍になりますが、このモードで使ってみましたが、100 m × 100 m は測図できました
この表の2倍ぐらいは大丈夫そうです。

ズーム倍率横幅 m縦幅 m
×0.3(全体)4867
×0.52940
×1.01420
×1.59.613
×2.07.210
×3.04.86.7
×5.02.94

測量実務では:

  • 一般測図(数十m)  →  ×0.3~0.5(全体表示)
  • 詳細調査(10m程度) →  ×1.0
  • 細部作図(数m以下) →  ×2.0~5.0

で使い分けるのが効果的です。範囲を超える場合は、一旦 JSON で保存し、アプリを再起動して、次の範囲を作図してください。

OrbisNet 簡易電子平板で1/500実測

炎熱の候、ようやく三郷台公園の廣きグラウンドを、電子平板なる新しき器具にて測圖いたし候。
測量の程は凡そ半刻(三十分)、されどJW_CADと申すものに不慣れなる故、仕上げに一時間餘を費やし候。
されどもこのGNSS電子平板、實に便利なるかな。衛星の力を借りて大地の姿を瞬く間に寫し取る有様、まことに驚くべき世の進歩に御座候。
本日はdocomo IoT 高精度GNSS位置情報サービスを用ゐたるRTK測量を試み候。
次回はCLASとやらに挑まんと思ひを致し候。
暑氣嚴しき中なれども、測量の悦びは老骨に染み入り、盡きること無し。
いまだ見ぬ新しき天地を量らんとする心、ますます熾んなり。

Android OrbisNet に簡易電子平板機能追加

されば、今日も天恵のGNSS測量機を携え、野を歩みて平面測量をいたしたてまつりぬ。
始めは五十点をもって限界と覚悟しておりしに、計算に誤りありしと見えたり。
百点など、やすやすと測り得るほどなり。
腰も疲れぬうちに、事終わりぬ。
しかもかのポールと称するものを、片手にて軽く保持しつつ歩みながら測量いたせり。
ふむ、昔の一/五百平板測量の頃と比べても、遜色なき精度を得たりと存ずる。
・・・これは、誠に便利なるものよのう。
江戸の家よりここに至るまで、草鞋を何足磨り減らしたことか。
もし我が測量の折、この「ジーエヌエスエス」とやらがあれば、蝦夷の果てまでも三月にて往復いたしたものを。
ははは、惜しむらくは生まれる時代遅かりし哉。
(測量爺、無い髭を静かに撫でながら、測量機をいたく愛でたる顔にて、遠く空を眺むるのでありき)