CLAS にローカライゼーション機能を付けました

CLAS のアンドロイドアプリに簡易ローカライゼーションの機能を付けました。

世の中には、VRS の熱心な信者がいらっしゃって、CLAS の観測値を見て、こんなにずれちゃ使い物にならないなぁ、と厳しいことをおっしゃいます。

そこで、CLAS の熱心な信者である作者は頑張りました !(^^)!

これで、(CLAS の精度の範囲で)VRS に近い座標が観測できるようになりました。

これから、RTK にもこの機能を付けます。
テストしてからアップします。しばらくお待ちください。
テスト版をアップしました。2024/12/06

新たな点でローカライゼーションする場合は、アプリを再起動してください。

RTK アプリテスト2

鹿児島は、今日もいい天気です。
RTK バッチリ FIX してます^_^

手のひらで覆っても FIX してます。

塵取りでは FLOAT になります。
もちろん、障害物を取り除くと FIX に戻ります。

rtknaviで FIX してなかった場所でもしっかり FIX してます\(^-^)/
何でも FIX すればいいというものではないと思いますが、アプリの作者としてはなんだか嬉しいです !(^^)!
とにかく、よく出来てます、このアプリ^_^

17 ポイントの観測とその差です。RTK はすごい。

Google Earthで見ると全て FIX (緑のライン)しています。

アプリのフォルダが開けない方へ

探索点ファイルをタップした時に、Android以下のフォルダーが開けないというお問い合わせがありました。回答になるかわかりませんが、以下を参考にされてください。
分かりにくい場合は、ご連絡ください。 tanaka@clas.jp

アプリをアンインストールすると、今期元期変換パラメーターやジオイドファイルも削除されます。
アプリを再インストールして、進めるところまで(エラーになるところまで)進めます。
この時点で、jp.clas.ml.kakuto などのフォルダーが出来上がると思います。
パソコンと USB で接続して、ファイル転送モードにして、この中(jp.clas.ml.kakuto など)に、semidyna.txt と geoid.txt を パソコンから入れてください。

これで観測できる状態になります。

探索点ファイルは、パソコンのメモ帳やエクセルで作成したテキストファイル(txt, csv)を選択するか、測点番号を入力しながら観測して終了ボタンをタップした時に出来上がった ログ名P.csv ファイルを選択してください。
初期バージョンでは reference.txt (ファイル名固定)でパソコンから入れていましたが、新バージョンではファイル名は任意になりました。

探索点ファイルを選択するには、FVファイルエクスプローラーが必要ですから、必ずFVファイルエクスプローラーをインストールしておいてください。なお、Ghost Commander では開けなくなりました。

RTK アプリテスト

鹿児島は良い天気です^_^
RTKアプリテスト観測中です。

バッチリ FIX👍

団地を2周して確認しましたが、さすが RTK 、FIX も切れず精度もばっちりです。
このアンテナ一体型受信機( リットー MGLR-9PC/Ri-AO )、おすすめです。

アンドロイド RTK 全アプリを更新

アンドロイド RTK アプリは、Bluetooth、USB、RS232C 接続が可能ですが、すべてのアプリを更新しました。

ユーザー様はダウンロードページからダウンロードしてください。
お試し版が必要な方は、フォームかメール(tanaka@clas.jp)でお申し込みください。

なお、全てのアプリで semidyna.txt と geoid.txt が必要です。アプリのフォルダーにこれらの2つのファイルを入れてください。

これですべてのアンドロイドアプリが出揃いました。次期バージョンでは、プロット画面の背景に設計図や地形図を読み込めるように改良予定です。

受信機のご購入(アプリは無料)、宣伝よろしくお願いします。

RTK アプリのための受信機の設定

RTK アンドロイドアプリが FIX しない場合、受信機を以下のように設定すると FIX しやすくなるようです。(まだ確信は持てませんので、将来的に変更の可能性があります)
さっそく、2024/11/27 更新しました。

受信機をRTK側に切り替えてPCとUSBでつなぐ。

windows パソコンで、iblox https://www.u-blox.com/en/product/u-center より、u-center Version 24.10 をダウンロードし、解凍、インストール。

u-center を立ち上げ、COM を選択する。(どれか分からない場合は、上から順番にクリックしてみる)

その横のボーレートを 38400 にする。

View > Configuration View を選択。

左の枠でNAV5(Navigation 5) を選択し、右側の Navigation Input Filters の Min SV Elevation を 15~35 [deg]、C/N0 Threshold を 30~40 [dbHz] ぐらいに変更してください。

左下の Send ボタンをクリックする。

上記の設定が終わったら、左枠の CFG(Configuration) を選択。

右枠の Save current configuration を選び、Devices を全て選択して、Send ボタンをクリックする。

最後に、設定されているか確認した方が無難です。確認の方法は、u-center を閉じてから、受信機とパソコンの USB を外し、受信機の電源を切ってから USB を接続し確認してください。

F9P RTK Bluetooth版更新

KabutoMLRTKを更新しました。
KabutoMLRTK_20241125T.apk KabutoMLRTK_20241125ST.apk
ユーザー様はダウンロードページからダウンロードしてください。
お試し版が必要な方は、フォームかメール(tanaka@clas.jp)でお申し込みください。

なお、初めてインストールする場合は、一度アプリを立ち上げて進めるところまで実行すると、内部ストレージの中にフォルダーが作成されますので、その中に CLASの時と同じパラメータファイル semidyna.txt と geoid.txt を入れてください。(基準局が今期で観測されている場合に対応しています)

PC \ (デバイス名) \ 内部ストレージ \ Android \ data \ jp.clas.mlrtk.kabuto \ files \ Documents

RTKアプリのテスト観測

秋の夜長に、、、と書こうと思ったら、もう冬なんですね(‘◇’)ゞ
鹿児島は秋桜も満開でまだまだ秋です。
ということで、
秋の夜長にCLASとRTKアンドロイドアプリのテスト観測です。
空気が澄みきって衛星もたくさん見えてたせいか、すぐFIXしました。


山の中を歩いて営業

今日はボーリング位置出しの現場で、MGLR-9PC_Ri-AOを担いで営業してきました。
まずは上空視界が開けたところで、Fixさせそのまま山中へ。
もちろん樹木の下ですからFloatで正確な位置は出せませんでしたが、座標は大まかに合っていました。全部で3点の位置をチェックしましたが、最後の点で、Fix状態ではありましたが座標が大きくずれ、受信機がハングアップしたような感じでしたので、再起動してもう一度測定しました。

山の中ではFixし難い。大事な測点では再起動して再測定する。MGLR-9PC_Ri-AOはケーブルレスで木の枝に引っかからない。
など、良い点、悪い点を知ることができ、今後の開発のためのいい勉強になりました。

ちょっとした裏技

Android RTK アプリの開発で、なかなか Fix し難い状態が続いていましたが、天候、時刻の問題の他に、基準局のアンテナのサビの影響もあったようです。
アンテナとケーブルのコネクタ付近のサビを取ってから、観測時間も暗くなって(19時ごろ)から観測したところ、バッチリFixしました。めでたし、めでたし(^^)

ところで、暗い中で観測したため、RTK と CLAS の切り替えスイッチを間違って CLAS 側にして、RTK アプリを動かしたところ、数秒で Fix しました。後で気付いて、あれれ?でしたが、USB接続の RTK も、RS232C 接続の RTK も、Bluetooth 接続のRTK も数秒で Fix しました。観測精度がどうなるか確認していませんが、ちょっとした裏技を発見!だったかもしれません。