基線解析では、観測データだけでなく、アンテナ位相中心補正(PCO・PCV)も重要な解析要素であり、これを適用しないと高さ成分を中心に系統誤差が生じます。
IGSや国土地理院では
- 座標はARPで管理
- ANTEXファイルにPCO・PCVを保存
- 基線解析時に両アンテナを補正
という方法を採用しています。
この方式なら
- 新しいアンテナが出ても対応できる
- ANTEXが更新されても再解析できる
- 世界中で同じ基準になる
という利点があります。
ARP (Antenna Reference Point):アンテナ基準点
PCO (Phase Center Offset):アンテナ基準点(ARP)と位相中心の平均的なずれ
PCV (Phase Center Variation):衛星方向によって変化する位相中心のずれ