OrbisNet Sigma では、電離層モデルと対流圏モデルを設定できますが、電離層モデルで IONEX に設定するには、IONEXファイルが必要です。
ダウンロード先の選定
日本国内の観測(例えば08/04のデータ)の場合、CDDISから該当日のIONEXファイルを取得するのが標準的です。
- CDDISへアクセス: https://cddis.nasa.gov/archive/gnss/products/ionex/
- NASA Earthdataアカウントが必要(無料登録): https://urs.earthdata.nasa.gov/
ID、パスワード取得 - 観測日が2026年8月4日なら、ionex/2026/216/(216は8月4日の年間通日、DOYです)のようなパスに該当日のファイルがあります
- ファイル名は解析センターによって異なりますが、代表的なものは:
- COD0OPSFIN_20262160000_01D_01H_GIM.INX.gz(CODE final、高精度・確定版)
- IGS0OPSFIN_…(IGS combined)
- 速報性が必要ならRAP(rapid)やULT(ultra-rapid)の付いたファイル
手順
- .gzまたは.Zで圧縮されているので、ダウンロード後に解凍してください(7-Zipなどで開けます)
- 解凍した.INXまたは.iファイルをローカルに保存
- StaticRnx2RtkpConfigViewの「IONEXファイル」欄の「参照」ボタンで、そのファイルを選択
- 電離層モデルを「IONEX」に変更して保存
- 再解析してFix率がどう変わるか確認
注意点
IGSのcombined/final IONEXは空間分解能が緯度経度5°×2.5°、時間分解能2時間と非常に粗いです。日本国内の狭い基線(例えば10km程度)に対しては、この粗さがpntposの初期化にどう効くか未知数です。過度な期待はせず、「実装が正しく動くようになったか」の確認と、「それでも実用上はBroadcastの方が安定するかもしれない」という前提で試していただくのが良いと思います。




